称念寺 (橿原市) (Shonen-ji Temple (Kashihara City))
称念寺(しょうねんじ)は、奈良県橿原市今井町にある浄土真宗本願寺派の寺院。
山号は今井山。
本尊は阿弥陀如来。
今井御坊とも称される。
歴史
この寺は、天文 (元号)年間(1532年~1555年)石山本願寺の家衆であった今井豊寿(河瀬入道兵部房)が立てた念仏道場に始まった。
川井氏(後の今西氏)と共に周辺に濠と土塁を形成し寺内町の体裁を整えていった。
織田信長により武装解除されてからは、自治都市として栄えた。
1877年(明治10年)には、この寺に明治天皇が立ち寄っている。
寺の所在する今井町は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、町内の8軒の町屋 (商家)が国の重要文化財に指定されている。
文化財
重要文化財(国指定)
本堂
橿原市指定文化財
太鼓楼
庫裡客殿・対面所
明智光秀今井郷惣中宛書状
織田信長今井郷惣中宛赦書状
所在地
奈良県橿原市今井町335